令和5年度 ふじのくに食の都づくり貢献賞受賞

令和5年度ふじのくに食の都づくり貢献賞受賞をしました。
それについて紹介されましたので、下記に掲載させていただきます。

1 受賞団体名「富士市学校給食等地場産品導入協議会」

~生産者、流通業者、学校等のコーディネート役を担い、食育や地産地消の推進~

2 受賞概要

  • 生産者、流通業者、学校等の関係者間のコーディネート役を担い、地場産品の学校給食等への利用拡大を図り、生産者による出前授業の開催など食育推進に貢献しました。
  • 学校栄養士を対象としたほ場視察、研修会、給食関係事業者との意見交換などを通じて関係者の相互理解を深めました。

3 受賞団体概要

  • 本協議会は富士・富士宮地域の地場農畜水産物(特にしずおか農水産物認証やエコファーマー認定を受けている農業者の食材)の学校給食等への導入を拡大し、富士地域内の地産地消及び食育の推進を目的に、平成189月に「富士市学校給食地場産品導入協議会」として設立しました。
  • 令和2年5月に、名称を「富士市学校給食等地場産品導入協議会」と変更し、学校給食だけでなく、市内の保育園や特別支援学校も視野に入れた活動を行っています。
  • 具体的な活動として、「生産者の出前授業」「栄養士研修会での情報提供」「関係者間の情報交換」「webサイトの更新」「地元産100%給食のサポート」等があります。これらは、生産者、流通業者、学校等の関係者と綿密な打ち合わせが必須であり、当協議会がそのコーディネート役を担うことで、タイムリーかつ発展的な事業としています。

4 取組の紹介

  1. 小中学校における出前講座
    平成18年から富士市内小中学校の生徒が地元農産物への理解を深めることを目的に、エコファーマーによる出前授業を行っていましたが、近年はしずおか認証取得者、JAふじ伊豆等の生産者を講師とした食育に関する授業を年間4050回実施しています。
     更に、その日の給食に講師の食材を使うことで、「学校給食法」で学校給食の目標として掲げられたうち、特に第2条4「食生活が自然の恩恵の上に成り立つものであるということについての理解を深め、生命及び自然を尊敬する精神並びに環境の保全に寄与する態度を養うこと」、5「食生活が食にかかわる人々の様々な活動に支えられていることについての理解を深め、勤労を重んずる態度を養うこと」、7「食料の生産、流通及び消費について、正しい理かいに導くこと」の目標実現に寄与してきました。

  2. 学校給食への富士・富士宮地域の地場農畜水産物(特にしずおか農水産物認証やエコファーマー認定を受けている農業者の食材)の利用推進、地場産品の学校給食への活用に当たっては、学校側と生産・流通側とを調整するコーディネート役を担ってきました。
     学校給食関係者や地元生産者(地場農畜水産物)、地域の流通・加工業者と連携して、給食に使用する全ての食材を地元農産物で調達する「100%富士産給食」の日をコーディネートし、地産地消を推進しました。また、給食栄養士に地元の生産者や生産物に対して理解を深めることを目的に、ほ場の見学や研修会、意見交換会を開催しました。

5 今後の展開

  • 今後も、地元生産者、地域の流通・加工業者、学校給食関係者と連携しつつ、食育や地産地消を推進したいと思います。
  • また、インターネットを利用して、出前授業、研修会などの様子を広く一般消費者にも発信していくことで、生産者への理解を深め、地元農業を支える活動につなげていきたいです。

受賞の様子