生産ほ場の視察研修と学校給食への地元農産物導入に係る意見交換会(平成30年度)

目的

富士市の学校給食関係者(栄養教諭・流通業者等)が、学校給食に農産物を供給している地元生産者のほ場を訪問し、地元農産物の生産状況を確認し、その美味しさと魅力への理解を深めるとともに、生産・流通・消費(給食)各関係者の交流を進め、学校給食への地元農産物の利用拡大を図る。

日時

平成30年11月7日

訪問先及び会場

1.各種野菜生産ほ場

  • 渡辺雅之氏の小松菜生産ほ場(富士宮市村山)
  • 野沢忠氏の葉ねぎ生産ほ場(富士宮市村山)
  • JA富士市洋菜部会のニンジン・サトイモ生産ほ場(富士市大淵)

2.富士の食材利用研究(会食)及びパネルディスカッション

会場:富士パークホテル(富士市伝法)

内容

1.学校給食納入野菜の生産ほ場の視察

学校給食の献立を作成し、食材を選定する栄養士等が、富士宮市及び富士市の野菜(小松菜、葉ねぎ、ニンジン、サトイモ)生産ほ場を訪問した。生産者からは、農産物が収穫できるまでの生産過程や地元完熟堆肥を使用した土づくりに力を入れていること、また、台風等の自然災害を受けると安定供給が困難となること等が伝えられた。

今年の研修では、新たな給食食材としてニンジンとサトイモを試験栽培しているほ場を視察し、大きさや形状、収量性等を確認した。さらに、4品種のサトイモを実際に試食し、食味や取扱いの良し悪しを確認し、投票を行った。今後、選ばれたサトイモやニンジンは、食材供給に向けて生産が本格化する予定である。

2.食材利用研究(会食)と意見交換

学校給食に納入されている食材の良さと調理法を確認するため、食の仕事人が提案した料理を試食し、食材に関する知識を深めた(ブロッコリーのマリネ、小松菜のコンソメスープなど)。

野菜生産者と栄養教諭等の給食関係者及び流通業者が意見交換し、富士地域の農産物を給食食材として円滑に供給できるよう情報共有が行われた。また、供給を予定するサトイモやニンジンは、今後、学校側から生産者へ要望や意見を随時伝えていくことを確認した。

参加者からは、生産者の生の声を聞くことで農産物に対して愛情を感じたこと、美味しいものを美味しく調理し、子ども達に食べさせたいと感じたこと等、多くの意見が出された。

カテゴリー

最近の記事

講師一覧